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マイサンシャインのこと

Oct 3

2012

Utervision Company 東京vol.03 「マイサンシャイン」

ここ二カ月ほど、こちらの公演に演出助手として参加していました。
本来ならば、このブログにも公演情報を載せるべきだったのですが、
記事を書く余裕もないくらい追い込まれていました。すみません。
いちスタッフとして、とってもがんばらせていただいた公演となりました。

『マイサンシャイン』
【作】ノゾエ征爾

【演出A】堀川炎(世田谷シルク)
【出演】藤波瞬平・谷口幸穂・鈴木里咲
   赤本颯・新尉ジン・岩澤繭・岡野真以・岡別府優弥・河崎卓也・神山武士・栗又萌
   呉キリコ・佐々木史・中村真季子・鈴木まりこ・万田祐介・山本拳太

【演出B】高田百合絵(快楽のまばたき)
【出演】美木マサオ・相馬佐江子・佐次えりな
   新井千賀子・新垣愛・石田美生・上田尚弘・池田真衣・太田友城・大谷恵理子
   大矢根あひる・金城色・斉藤有紀・芝崎知花子・主浜はるみ・高木千恵・千葉りか子
   ともい江梨・中村紗樹・新部聖子・橋本有紗・浜みか・船津健太・増森剛大・吉田みずほ
【振付】スズキ拓朗(コンドルズ)    

【場所】座・高円寺2
【日】2012年9月28日~9月30日


劇団はえぎわのノゾエ征爾さん脚本の「マイサンシャイン」を
5人の演出家の手で、それぞれ公演にしていくという企画のうちのひとつで、

9月は、
快楽のまばたきの高田百合絵と、
世田谷シルクの堀川炎さんが同時にそれぞれの演出で作品を上演しました。

ぼくが演出助手として参加したのは、
いつもお世話になっている快楽のまばたきの高田百合絵演出のほうです。
登場人物が3人の脚本に、
アンサンブルとして50人くらい入れたいと聞いた時には、人ごとのように
「大変そうだね」と言ったきがします。
高田さんの発想は無尽蔵で、思いもよらないことばかりですので、
最初に話を聞くときにはいつも戸惑いますが、
よくよく突き詰めていけばすべて辻褄があるのです。

ぼくの役割はその辻褄をメンバーさんに、さりげなくひも解くこと。
あくまで助手ですので、その範疇を超えないように注意しながらそっとテコ入れすること。

また、それぞれの意見が通りやすい空気をつくるということも重要です。
お互いの声に耳を傾けられる現場になれば、みな気分がよいものです。
気分がよければ、どんなことにも前向きに取り組めますし、互いを信じられます。

高田さんの作りたいものを、作りたいままに出現させるには、
高田さんが力を発揮できる環境をつくることにあります。

これまでたびたび共同製作をしてきたノウハウありますので、
きちんとした距離感をたもちつつ、演出がたつように、演出をたてる。

さらに今回は大勢のアンサンブルを取りまとめなければならないので、
いつも以上に、心労を減らして演出に集中させてあげたかった。
もちろんそれは、高田さんの脳内の面白さを信じているからです。


結局、アンサンブルは22人にとどまりましたが、それでも精鋭があつまりました。
バレエの人、居合の人、理学療法士、パントマイム、ヴァイオリンが弾けたり、リコーダーの名手だったり、面白い方々がたくさん集まってくれました。
そしてみなさん、全員とっても良い人で、嫌な人が一人もいない。
ほんと驚くほどみなさん良い人ばかり。

これはもうスタッフとしても、キャストサイドに最高のパフォーマンスをしてもらわねばと、常に先を考えていました。

不安を減らすために、音響照明さんは高田に馴染みのある方々をいれてもらったり。
舞台監督さんも、その知り合いの方に決まりました。
劇場に入ってからも、2チームありますので大変にタイトなスケジュールが予想されましたので、あらかじめこちらで場当たりの手順を用意したり、照明位置などをある程度整理しておいたり、ミザンス(立ち位置)表を渡しておいたり……
さらにはスタッフ間の混乱も予測されましたので、どこの部署にもにこやかに声をかけてまわったりもしました……
これらをこまやかに手早くおこないましたところ……

どうやらすべてうまくいったようです。

なかでも個人的にやってやったと思えたのは、場当たりを3時間半で終えられたことです。
25名のキャストがいる舞台をこの時間で終えられたことは、いままででは考えられません。やってやりました。

いえ、もちろん信頼のおける方々にかこまれていたことが大きいです。
なんといってもそのことにつきます。


正直なところ、稽古中は連日のストレスが半端なく、肌荒れがずっと治りませんでした。
個人的な思いを腹の底にこらえて、対処対処と冷静に片づけていました。
それがようやく公演で結実したようです。

誰一人怪我人を出すこともなく、
スタッフ陣が気分を害することも、最小限に抑えられ、
キャストのみんなが全員思い出に残るくらい素敵な公演として出来上がったようなのです。

これにはぼくも感激しました。
本当にありがたい。
素敵な方々と知り合えたことを誇りに思います。

そもそも、今回の出演者のだれよりも何者でもない私が偉そうにオーディションで審査員席に座っていたことがおかしなことなのです。

その皆さんの経験や面白さを、高田が引き出したのです。
高田が、みんなの良さを引き出す力を最大限発揮できるようにぼくがいたのです。
助手としてうまくやれたようで、本当によかった。

と、ここまで書けば大変真面目な人のようですが、
そうではなかったことは座組みの皆様がよくわかっています。
ほどよくふざけてほどよく楽しんでいました。
いやいや、ほんとうにみなさんありがとうございました。
同窓会ができるんじゃないかというくらい、ぼくはみなさんのことを大好きになっています。ほんとうに同級生くらいの強い思いを感じています。

以下は、載せちゃえ楽屋写真です。

マイサンシャイン舞台裏写真  マイサンシャイン舞台裏写真  マイサンシャイン舞台裏写真

マイサンシャイン舞台裏写真 マイサンシャイン舞台裏写真

ばんざーい。

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