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線香のこと

May 5

2011

昨日、5月4日は寺山修司さんの命日でした。

9月に、わたくし平木大士は、

快楽のまばたき第四回公演
『大山デブコの犯罪』
作 寺山修司  / 演出 高田百合絵

に出演します。

ふだんから寺山修司と連呼しているぼくも、
こんどばかりは、高尾山にある寺山修司のお墓に、ご挨拶をしておかなければと思い、予定をあけておりました。

そうしましたら、演出の高田さんからご一緒いかがと連絡をいただきまして、いってまいりました。

高尾霊園。

高尾駅北口より、無料送迎バスに乗り霊園まで10分ほど。
命日ということもあって、バスをおりたら寺山関係者の方々がたくさんいらしておりました。

お線香とお花いただいて、いざお墓へ。

風が強くマッチの火がつきにくかったので、高田さんのライターをおかりして、線香に火をつける。

言葉の魔術師ともいわれた寺山さんだから、見開かれた本の彫像が墓の中央にたっておりました。

たくさんの献花。

APB-TOKYOの「ガリガリ博士の犯罪」のチラシもおかれていました。

線香をさして、手をあわせる。

はじめての御対面なのだけれど、そんな気がせず、芝居やらせてもらいますとのご挨拶。

もっとたくさん言うことがあるはずなのだけれど、

なんだかもうすでに見ていてくれたらうれしいなとも思いまして。

「ここ、忌野清志郎の墓もあるんですよ。」
「え、ほんと?いこういこう!」

線香も余ったことだし、とてもミーハー心で、墓場に似つかわしくない下世話な気持ちで
さらに上にあるというお墓まで、階段をのぼりまして

「卒塔婆って……勝手に持っていったらだめだよね?」
「卒塔婆っていくらするんですかね?」
「芝居でつかいたいよね。」

なんてことを話しながら向かいますと、
やたらと派手でファンシー(ファンキー?)なお墓が表れました。

のこりの線香に火をともして、墓石の前に立ちますと、

忌野さんの関係者らしき参拝者から

「あ、ここ、線香だめなんだ。ごめんね。」

と声をかけられる。

それならばと仕方なく、

煙の立ち昇る線香をもったまま、手を合わせることもできすに忌野さんの墓を後にして、

線香の捨て場にこまった我々は、

「そのあたりのお墓にさしちゃおうか?」などと相談したあげく、

とりあえず最上部まであがって墓場を見下ろすことにきめて

階段をのぼりきりました。

と、真っ白い仏様がたっておりまして、その目の前に大きな香炉があるではないですか。

よしよしと線香をなげいれて、墓場のみなさまへむかって黙とうをささげる。

霊園のみなさまへのご挨拶もおわり、気持ちも晴れる。

心おきなく霊園を後にできるとポケットに手をいれると、

線香がもうひと束。

そういえば、対でもらった片方しかつかっていなかった。

「……これ、高尾山の頂上で燃やしませんか?」
「あ、わたしも今年は山登ろうかと思ってたんです。」

ということで、一路高尾山へ。

高尾駅から高尾山口駅へと移動し、そこからリフトで中腹あたりまで10分、そこからさらに山道を歩き階段をのぼること40分。山頂へ到着。

ゴールデンウィークの観光地ともなれば、山も人だかり。

やってやりました。

高尾山山頂にてお写真

みえにくいですが、下の方に線香ともしてます。

朝のニュースで高尾山炎上の話もきかなかったので
おそらく心やさしい方に適切に処分していただけたのだと思います。

よいこはまねしないでね。

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