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笑むために、のこと

Feb 9

2011

本稽古開始しました。
先週水曜日に本読みをやって、土曜日にはすぐに立ち稽古に入りました。

前回の「庭師トマの殺人」では出演者が四人。
人数が少ないなか、濃密な時間を過ごした記憶がありますが、

今回は現在7名、今後ますます増えてゆく予定で、前回の倍以上の人数とさまざまな交渉をとりながら稽古を重ねてゆきます。
人数が多い分、それぞれの方の発想や持ち寄るものの数が圧倒的に違います。
それをいかに交通整理しつつ、回収し、よりスムーズで気持ちの良い形に肉付けしてゆくか。

いえいえ、人数が多かろうと少なかろうと、やることは基本的には同じです。

僕なりの演出の醍醐味というのは、
演者の芝居が、変わってゆくこと。
それは何気ない一言だったり、台本とじっくり触れてゆくうちに時間とともにおこる変化であったり、さまざまです。

そのために、その人の魅力をより引き出すための言葉を探ったり、なんとか見極めようと周囲に目を配り、じっくり一人一人を観ます。
どんなによく知っている人でも、
毎度新しい発見があり、ドラマがあります。

だからもし、観た人が、この人のこんな顔みたことないとか、この人のこんな芝居はじめてみた、こんなことできるんだね、こんな面白い人だったんだね等々言ったもらえたら僕は最高に幸せなのです。
しかししかし、そう演じたのは演者の方々なので、おほめの言葉は彼ら彼女らのもの。
ぼくはちょっと離れた所から聞き耳をたてて、そっとほくそ笑むのです。
そんな最高のほくそ笑みができるように、
心血そそいで、骨を削って、毎日本番へ向けての準備をしています。

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