漢盛りマクベス
2007年9月8日(日)~10日(月) 荻窪メガバックスシアター


作・演出 平木大士

原作:ウィリアム・シェイクスピア

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―あらすじ―

漁港を舞台に、女マクベスが水爆に遭遇する。

~予言~

マグロを追って、二つ目の太陽を目撃した幕部鈴。
大漁旗をあげての凱旋のさなか、水面に立つ「海の漢」にであう。
『船を手に入れる。組を手に入れる。海を手に入れる。』
予言に傾げる彼女の船に、潮に溶けない雪がふりかかる。

~運命~

父の亡きあと、叔父であり組合の長であるダンカンに育てられてきた鈴だったが、
彼女は手篭めにされていた。
明るい未来をつかむというの説得により、
鈴はダンカンの首に、釣糸をかけて殺してしまう。
寝室に吊られるダンカンの巨体は、マグロのようにも、爆弾のようにもみえた。

~邂逅~

夢にふたたび「海の漢」があらわれる。
かれらの親玉「海坊主」が、瀕死状態なので、
産み直し(海治し)をしなければならないと。
それには鈴の腹をかりなければならないと告げる。
不快な気持ちで目覚めた鈴は、自分の腹が少し膨らんでいることに気づく。

~うみなおし~

ダンカンを慕っていた元幹部たちが、鈴のもとになだれ込む。
彼らの目的は復讐ではなく、鈴の悲しみを理解してやりたいというものであった。
鈴は啖呵を切って、海へと逃げ出す。
海上には叔父の幕部蛇夫が待ちかまえていた。彼だけは復讐のため鈴に飛びかかる。
蛇夫にくみされ、鈴は絶命してしまう。
と、鈴の腹からドロリと何かが流れ出でる。
それはクラゲのような姿をした、透明な赤ん坊であった。

―メモ―

夏祭りのような芝居にしたいと思いました。
愛憎の呪歌となれば夏でも、ヒヤリと涼しくなれるかと。

【出演】
杉村彩(幕部 鈴/マクベス)
池上崇士(伴 久雄/バンクォー)
有本孝浩(円家 六/マルカム)
瀧本志優(城 勉/ドナルベーン)
前田勇治(鈴則 樟/レノックス)
本房佳世(姉/マクベス婦人)
山田喜秋(男蛇 寛/ダンカン&幕部蛇夫/マクダフ)
平木大士(山田雷蔵)

【スタッフ】
照明:磯貝枝里(MOON LIGHT)
音響:板村亮佑
制作協力:曽我部美明
舞台監督:西川友理
宣伝美術:児玉竜多
舞台美術/振付:平木大士
衣装:杉村彩