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逢瀬

Jan 17

2009

ありがたい。ありがとう。ありがとうございます。

私の念仏は以上の通りでございます。



どんな苦手な人でも、いずれは、出会わなくなってからでもそういえたらと。



年末年始、僕はこれといった職にも付いていないので、のびのびと羽を伸ばしました。が、どうも働いている方々とは感じられ方が違うことも実感。



やはり苦労を重ねれば重ねるほどに、ゆとりのある時間や遊びの時間を充二分に楽しむようで、そんな方々を隣に飲みにいったり、遊びに行ったりすると、同じ旅を体験しているにもかかわらず、自分の倍以上に楽しんでいるので悔しくなりますね。





ですが、これでも目一杯に旅をしてきました。



大阪では大阪城を見物にいきました。

いざ、入城を果たしたかと思えば、目の前にはエレベーターの入口が、東京タワーのように。現在では歴史上の建築物は近代的内装に改築され、博物館となっていました。中では秀吉縁の品々や、大阪夏の陣・冬の陣の詳細、屏風画、鎧などなどが、階ごとに、解説を加えられ並べられておりました。



京都では金閣寺を訪ねました。

入場証はお札。敷地内は何とも落ち着いた静かなはずの空間。山ほどいる観光客(その半数以上は外国人)に美もへったくれもなく、足利義満のお庭を蹂躙している様は、当のご本人が見たらなんということでしょうか…。とはいえ、わたくしも、マーキング。






行ってみて思いましたが、こういうところであればたとえ人口庭園であろうとも、自然として満喫できる。建築関係のことはよくわからないし、建築の美というものを感じたことはあまりないのですが、これだったらよくわかる気がします。住みたいなと思いましたもの。

さらに、裏手にある湖沼のような泉のようなところも、あまり近づかないに越したことはないですが、近くにああいったところがあると、やはり、どうでしょう、神聖さに背中を押されている気がしませんかね。





宮崎では、高千穂を訪ねました。

高千穂峡。高千穂神社。天岩戸神社。さらには、少し離れて青島神社。

あまりに荘厳で足がすくみました…あそこらはすぐにでも閉鎖して、容易に人を入れないようにしなくてはなりませんよ…

確かにあれだけ神聖であれば、人が何万人と訪れて、足についた泥で汚していこうが、気にもされないのでしょうが……怖いもの知らずというか、無謀というか、子の無知ゆえのやんちゃな失態は親の方が焦ってしまうというか……高千穂峡、ボートを漕ぎだすのは、些かやり過ぎたのではないかと思います…

よく洞窟探検家だとか、未開の土地へ足を踏み込んで、まだ誰も見たことのない秘境を探し出そうなどとしていますが、あれもやり過ぎでしょうよ…

踏み込めないように、踏み込まないようにしてあるのだから…探求心なのか研究なのかは、はっきりとは言えませんが、スケベ心が過ぎますよ…

去年だか、一昨年だかに、ある大学生のグループが進入禁止の鍾乳洞へ入り込み地底湖で遊んでいたら一人行方不明になりましたが、人さまの神聖な土地に入り込んで、我がもの顔で暴れたら、もちろん、その土地の先住民は怒りますよ。



高千穂神社さんは、霊感など全くないわたくしでも、両腕が痺れました。



さらに、天岩戸神社さんも、なんともまあ……高千穂は天孫降臨の地だといわれる理由は…各所に見受けられます……

御神木が生えておられました。ウズメ様が、岩戸の奥に閉じこもられたアマテラス様のために、岩戸の前でお踊りになったときに用いられた枝を切りだしたといわれている木でした。

私の地元であります太宰府の太宰府天満宮にも御神木として拝殿の脇に飛び梅が生えておられます。計略によりこの太宰府の地に左遷された菅原道真公を追って、空を飛びやってきたというあの木です。

また天岩戸神社からあるいてゆく天安河原……

見渡す限りに積まれた石の塔。観光客の悪戯ではなく、そうしておかなければならない理由があるのでしょう…そのお陰さまで、僕らはその御聖地まるところまで足を踏み入れられたのでしょうが…いやぁ…何と言ったらいいのか、言語にする文字や言葉が存在しないですね、この感覚は。わざとその部分の言語だけが、言葉というものから省かれているかのように、何とも言い難いです。

先日、彼女さんから聞いた話ですが、人間の遺伝子を調べている学者さんの言うことには、調べれば調べるほどに、人の遺伝子構造とは、何者かが手を加えたように奇跡的な、偶然とは思えない構造だというのです…





青島神社さん。こちらは、宮崎の右下部分に位置する、陸続きになった小島、青島の中にある神社さん。一帯には鬼の洗濯板ともいわれる、奇形に侵食された岩盤が鰯雲のように、水面を何本もの線が並行に切り裂いている光景がみられます。

島の中央に位置する青島神社。数十年前までは、この神社には高位の神官しか入れなかったらしいのですが…これがまた、広く開かれ観光地になっておりますわけです。

信仰の厚い方々だけが参拝のために立ち寄られるのならまだしも、そうゆうわけにはいかず……

その島は、固有の植物なども生えて、独自の生態系を築いてもいるらしく、孤島の楽園といったもので、一目で何らかの生命力が働いている、平気で触れてはならない土地だとわかりましょうに……木に傷をつけて、自分の名前や住所を書けばご利益があるとおもっているのか、暴走族の名乗りのようなものなのか……また、木にまたがるお猿さんまでいらっしゃいまして……



そういえば、築地市場もいまでは観光地として外国人が土足で踏み込んでいるらしく、平気で商品に触るは、かぶり付くはで、まじめに働いている組合の皆様は仕事にならないと怒りの声をあげていましたね。



門を開くということは、気の優しい笑顔の客人ばかりではなく、悪意をもった泥棒も招くわけですね。



(続きます)

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