blog

裸婦画

Oct 18

2009

先週末からの三連休を大いに利用して、舞台の仕込み図を書き上げました。
ある程度の目算はあったものの、いざ具体的にしてゆくと、
これがまったく思い通りにいきませぬ。
定規やコンパスを駆使して、縮尺を計算しいしい……二日目にしてようやくある程度の形が決まりました。
これでようやく、芝居の全体像や方針が見えてきたかと……。
舞台図が上がったので、今週は大道具制作に取り掛かってました。
ここ三日くらいかけて、大量にカーテンレールを作っています。
天井に取り付けやすいような細工をしていっているので、時間がかかってます……
昼から夜まではアルバイトなので、深夜にゴリゴリとのこぎりを引く音を響かせていますよ。
さてさて、木曜日に渋谷のbunkamuraギャラリーでやっている『ベルギー幻想美術館』へ行ってきました。

澁澤龍彦さんの本を読んで、幻想絵画とゆうジャンルがあることを知りまして、以来そうゆう絵にすごく興味をもっております。
物凄い画力で、異様な妖怪やら悪魔やら得体の知れないものを描き上げているものなんかもあって、それがまた好奇心やら想像力やら、エロティックな部分やらを刺激して、やたら気持ちがいいのです。
このチラシになっている絵も、ポール・デルヴォーという方の絵なんですけど、出てくる女性がまあ、ほとんど裸なんですわ。で、その裸体がなんとも言えないなまめかしさを持ってましてね、気分がいいですよ。
この人が描く絵の中には、黒服の紳士が遠くのほうにポツンと描かれていることが多くて、おそらくそれはデルヴォー自身では?なんてことをいわれてるんだけれども、
幼少期から親に「女は魔物だから近づいちゃダメよ!」と厳しく言われて育ったようで、
まあ完全に鬱屈しちゃってるんですね。でもそれがどこか明るい屈折の仕方をしてるところが、なんともまあ見ていて面白い気がします。
この裸の女たちがいる世界に、すうっと入って傍観しているだけとゆうような紳士のなんともいえない距離感もお茶目で可愛らしく、すごく好きです。
人魚の絵も展示されていたのですが、その人魚のおっぱいの質感のなんとリアルなこと!!
立体と見間違うくらい、生き生きとしていて、ふっくらとしていて……本当に触れそうでした。その人魚一体だけが、絵から浮き上がっているよう。
デルヴォーのほかにも、マグリットとかクノップフとかいろいろ展示してあったのですが、半分くらいが普通の宗教画っぽくて、それはあんまり楽しめなかったかも……。
アンソールの描いた、悪魔っぽい絵は、現代のマンガとかにもそのまま出てきそうなくらいラフ、かつ奇天烈な姿で、想像力をズキズキ描き立ててくれました!
いやしかし、今ではムッツリスケベともとられそうなデルヴォーさん、その女性との接し方は、とても他人ごととは思えないです。
中学のときは、裸の美女が突然部屋に現れないかななんて本気で考えてましたよ。
今では少し落ち着きましたが……距離感はちょうど黒い紳士と同じくらいかしらん。


Comments