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宮城のこと

Dec 24

2010

 二泊目の宮城は秋保温泉。
こいつがとんでもない名湯でございました。
調べてみれば、伊達がどうした、天皇様が湯治にこられたやらなにやら、
ここの湯がいかに優れておるかが枚挙にいとまがないようですが、
うるさいうるさい、入ってみなしゃれ。百聞は一見に如かず。
「千と千尋……」で湯治に来た神様に薬湯をふるまうシーンがありましたが、
あれでした。
青森でも温泉につかったのですが、
こちらの湯は、もっと薬のような、湯に溶けだしている成分がうんと濃いというのが、なんとなくわかる。
温泉通は温泉を飲むというのを聞いていたので、
にわか温泉ツウを演じるべく、一口ごっくりこと飲み下したならば
いやはや、苦い。
これ飲んじゃダメなやつだ……感覚として、小さいころに飲んだ、苦い飲み薬。
ほんと、薬とほとんど一緒でした。
それがまた露天だったり、河の横にあったりするから、すこぶる良い。
華の湯さん。ありがとうございます。
湯を堪能して、さて、観光でもして帰ろうかと、近場を探しておりますと、秋保大滝というのを聞きつけまして、
なんでも日本大名瀑のひとつとか。
そりゃあ見るベと、車を走らせたのですが、道中に秋保神社という神社さんを発見し、
なんとはなしに立ち寄ってみました。
いつも通りお参りを済ませて、本殿の横にある祠にもご挨拶をと思って、回り込むと、
不思議なものを発見しました。
本殿の奥のほうが赤く染まっていて、
その赤く染まったとろこに、同じく真っ赤に染まった、大きな生き物の彫刻が置かれていたのです。
それも、頭が小さくて、おそらく鹿かなにかで、耳か角かが折れてしまったものなんだろうけども、
一目見ると、どうにもバランスがわるく、そのうえ真っ赤だから、なんだか畏ろしくて、
「もものけ姫」のシシガミ様を思い出すような、
人知を超えた生き物のようになっていました。
それをみた、友人が、はっと思い出したかのように
「ここって諏訪神社じゃない?」
と。
その方は歴史にとても詳しい方で、古事記とかも原文で読んじゃうような女優さんです。
ちょうどそこへ、このあたりの総代というおじさんがあらわれて、話しかけてこられたので、
このあたりの歴史なんかも少し聞いてみますと……
やはりここ、秋保神社さんは、もとは諏訪神社さんとのこと。
なぜ諏訪さんだとわかったのかと聞いてみると、
神社でまつられている神様ってのは、じつはほとんどが怨霊だったりするらしく
諏訪神社で祭られている、たけみなかたのみこと、さんもそれに漏れず。
まあ、簡単にいうと、覇権争いに負けて、追いやられて悔しい思いをした方らしくて。
その怒りを鎮めるために、本家諏訪神社ではいろいろな生贄のお供えをするお祭りがあるらしく
蛙だとか猪だとか兎だとかの生贄を献上するのだそうな。
そのなかに鹿というのもあるそうです。
しかもその鹿、なぜか耳が切り落としてあるそうです。
耳裂鹿といって、諏訪大社の七不思議の一つとか。
……、耳裂鹿……。
歴史のロマン。
みんなして、ゾッとなりました。
秋保大滝、荘厳でありました。
なんとか滝壺のほうまで降りようと山道を進んだのですが、
滝壺付近で山崩れを起こしているらしく、立ち入り禁止に……残念。
大滝を守るお不動様に挨拶をして帰ってきました。
さらにその後は、
宮城といったらはずせはしまい、こちら。

あのかたです。
しかも本日は特別に、城主様みずから腐女子客を案内しておられました。
城主様、イケメンであらせられました。
その後、松島へ。
美しい小島が連なる松島、名月といわれのたかい松島……
しかし、時期も時間帯も悪く、下調べもなかったから、こちらは堪能できず……無念。
遊覧船に乗ったら、片手でカモメに餌をやれるらしいが
その光景を遠く、浜から眺めていました。
そうそう、忘れていましたが、
前日、宮城についたときに、牛タンをいただきました。
「わたしも友達と宮城にきて、牛タンを食べるようになったんだなぁ……」
と、旅の同行者、快楽のまばたきの主催さんはおっしゃっていました。
なるほど、そうかもしれない。
そうゆう歳になってきているのだ。
牛タン後、外へ出ると、宮城中心街の美しいイルミネーションが迎え入れてくれました。
大変、素敵な旅行でございました。

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