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むこうがわの札付き

Sep 26

2007

見ごろを迎えた、ヒガンバナ。

その彼の岸に行って参りました。






曼珠沙華の群生です。



一面がびっしり紅!



あちら側にいるかのようでございましたよ。



この突き出た、オシベだかメシベだかの曲線が、不可思議で興味をそそります。








しかも、初めて見たのですが、中にはこんなものも。












真っ白な曼珠沙華。

これもまた見事なり。



この辺り一帯はよく咲くようで、土手や、線路沿いにも背の高い曼珠沙華がニョロリと生えておりました。



中には墓地の近くに生えていたり、石碑とともに生えていたりしてまして、これがまた、何故だかわからないがよく似合うのです。



墓と曼珠沙華とが組み合わされると、これほどまでにかというほどに、息づくのです。



血のように赤い花を持つ「植物」。その花弁や、細く突き出たオシベだかも、余計に血管のようでいて。でも「植物」。動かずにも、生きている。

そして墓。石。

あの灰色の肌と。灰になった白い骨。

そこに射す、植物となった血のイメージがその二つを結びつけるのか……



とにかく不思議なほどに、「ああ、これだなぁ」と思うのです。













↑これはこの世のことならず、死出の山路のすそ野なる、さいの河原の物語、

十にも足らぬ幼な児が、さいの河原に集まりて、

峰の嵐の音すれば、父かと思ひよぢのぼり、

谷の流れをきくときは、母かと思ひはせ下り、

手足は血潮に染みながら、河原の石をとり集め、これにて回向の塔をつむ、

一つつんでは父のため、二つつんでは母のため、

兄弟わが身と回向して、昼はひとりで遊べども、

日も入りあひのその頃に、地獄の鬼があらわれて、

つみたる塔をおしくづす

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