blog

となりのしたり顔

Dec 28

2007

妹からこんな話を聞きました。



「となりのトトロ」にでてくる「トトロ」って、実は「願いをひとつだけかなえる代わりに命をもらう」っていう生き物らしいよ!そして、猫バスはその死人を乗せる船みたいなものなんだって。

だから実は、メイもサツキも死んじゃってるんだよね。メイは「母さんにあいたい」を願ったし、サツキは「メイに会いたい」と願ったから。





そういえば、思い当たる節がある。最後あたりに母さんの病室に父さんがいるとき、母さんが「今、メイとサツキの声がした」といったあとのカットで、木の上にサツキとメイと猫バスが座っている不思議な図。





極めて家庭的なファンタジーだと思っていたものが、そう考えることで新しい面を覗かせてくれる。

それは単純に「死」に対して何らかの希望願望を持っている高校生や女性的な美意識の問題ではなく、日本風土に土着したようなものである。

先日書いた「はないちもんめ」にも近い。





もしかすると…その物語の中で、一方的な側面で書くことを嫌ったのかもしれない。幸せな家庭をほのぼのと描いてあるというには、おかしな点が多すぎる。

例えば、冒頭は「引越し」のシーンだった。田舎町の幽霊が出るというボロ家に引っ越すというと、子供にとってはファンタジーかもしれないが、社会生活をしている大人からすれば、極めて重苦しい現実だと思う。それを子供に隠し、跳ね除けるお父さんは「昔から幽霊の出る家に住みたかったんだ」とか何とか言っていたように思う…





……僕の中でなんだかトトロにさらなる厚みができてしまった…



「死」というイメージに希望や羨望だけでなく、身近な冗談とか、親しみのある兄弟というようなものが、ついているのかなぁ?









↑子供の視点でみると、案外何でもがファンタジーになったりは…しないかなぁ?

Comments