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「五月」は格好のいい季節だとある人は言っていた

May 31

2009

前回、また新しく書き物を始めたと書いていましたが、こんどは短歌を書いていました。

一週間没頭して、なんとかある程度までいきつきました。

感触からいうと一歌、31字の短い物語を描いているようでした。



出身地でもあり一番なじみが深いの短歌は

「東風ふかばにおいおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」

という天満宮の菅原道真公の歌です。受験合格鉛筆にも印字してあります。



それから僕の好きな寺山修司さんの短歌もどれをとっても素晴らしいです。

「見るために両瞼をふかくさかんとす剃刀の刃に地平をうつし」

「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」

「まなざしの落ちゆくかなたひらひらと蝶になりゆく母のまぼろし」



こういった親しみのある歌を参考にしながら歌作りにとりかかりました。

(これだけ傑作を並べてしまったので、自分のものを載せるのは遠慮させてください……。)





俳句よりも、こういった短歌のほうが触れる機会が多かったのですが、どちらも気をいれて数十句、数十歌かくというのは初めてで思うようにいかず最初は歯がゆくてしょうがなかったです。



俳句の五七五の長さ、ある人は「一瞬で目にとらえることのできる長さ」と言っていたらしいのですが、その長さに慣れると、五七五七七の31字というのは果てしなく長い気がしました。

おおよそ俳句の二倍くらいの長さがあるので、書こうと思ったことが、前半でおさまってしまうと、後半に手がつけられなることも多々……。



寺山修司さんの短歌などを見習って、なるべく前半と後半で時間軸や主観や空間を変化させてみようとも努力したのですが……一朝一夕で得られるものではなかったです……。



これもやはり、長いこと付き合っていくことが必要なんだなと感じました。



さて、今度こそ本当に戯曲に専念します。

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